ウォーターレタスの運命
ボタンウキクサ(牡丹浮草)という浮草があります。
別名ウォーターレタスといった方が分かりやすいかもしれません。
熱帯アフリカ原産のこの浮草、夏は日の当たる場所では自然とどんどん増殖します。
最初の小さな子株の時は葉が平らな感じですが、大きくなると葉に厚みが出てきます。
和名のボタンウキクサとはよく言ったものだと思うのですが。

熱帯性の水生植物なので寒さには弱いです。冬場は関東、東海地方でも枯死してしまいます。
ですから、越冬させるなら室内に取り込むなどの保護が必要でした。
でも、増えすぎたボタンウキクサを近くの川や池に捨ててしまい、湧水のある冬場の水温が暖かいところでは越冬し、初夏になるとまたたく間に増えて問題にもなりました。
この水生植物が池などの一面を覆いつくすと太陽光が水中に注がなくなるため、植物プランクトンなどが育たなくなるのです。また、ウォーターレタスはアレロパシー物質を出すとも言われているため環境は一気に悪化してしまいます。
環境省は外来生物法の「特定外来生物」の第2次認定にこのボタンウキクサを含めました。
特定外来生物法では、飼養、栽培、保管、運搬、輸入といった取扱いを規制し、特定外来生物の防除等を行うこととしています。
栽培しきれないで野に放つ心ない人達のために、この植物の運命まで変えられてしまったのです。
ですから、ウォーターレタスは、購入どころか栽培もできなくなってしまいました。
ボタンウキクサに限らず、くれぐれも増え過ぎていらなくなった植物は、庭の外へは出さないようにしましょう。

ウォーターレタスは私も数年前まで育てていました。
毎年いくつか越冬させていたのですが、ある冬に寒くて、初めて全滅してしまいました・・・。
もし、越冬できていても処理しなければならない運命でした。
水鉢ビオトープで育てることができる水生植物で、「オオフサモ」も「特定外来生物」です。
近くの池で知らずに採取して育てていたら「特定外来生物」だったなんてこともあるようです。
もし、あなたの水鉢ビオトープで見つけたら、抹殺した方がいいようです!
特定外来生物等一覧はこちらを参考に
水生植物・水辺の生き物ってどこで買えばいいの?と思っている方はこちら




