水辺植物の話
花が終わると・・・タネができる当たり前なのですが、水生植物も花が咲いた後はタネができます。
ホテイアオイなどのタイプは、タネのできた頭をグイッと曲げて水中に入れ、水の中にタネを作り、水中にタネを落とします。一日で花が咲き終わると次の日は花茎を急にまげて下に向かせます。
とっても面白いです。

ヒシ・ミズアオイ・コナギなども同じタイプだそうです。
(まだ私も全部は育てていないですが)
このようにできるタネは一般的に水の中で保存されるので、タネを取った場合もそうします。
乾燥すると発芽力が低下するそうですので、保存は水の中でしてくださいね。(もちろん株でもふえます)
水の中にタネを落とすので、冬の間も水鉢ビオトープ内は必ず水を切らさないようにします。
でもビオトープ内の水は庭から外へ直接流さないようにします。
これは自然環境を守る為です。
(自然を壊さないために!も参考にね)
水中ではありませんが、タネ(実)ができるものは、
オモダカ・カキツバタ・ハス・ガマ・カヤツリ
などたくさんあります。
タネから育てるのも楽しいものです。
でもふえすぎて困る時は、私はあえてタネができる前に摘んでしまいます。
鳥などがタネを食べてどこかで糞をし、庭から外に出てしまうのも防ぎたいと思うからです。
野外採集しに行こう!
水田では雑草と言われる嫌われ者も
ビオトープ作りでは使える水辺植物だったりします。
手っ取り早く水辺植物に会えるのはやはり水田。
山間の水田、休耕田などは水辺植物の宝庫です。
水田内に生える オモダカ や ウリカワ オオミズバコ など、
散歩がてら覗いて採集するのも楽しいですよ!
川や池でも自生の植物がたくさん!
厳しい自然に負けないで、人知れずたくましく生きてる山野草でもあります。
ヒシ、ガマ、ヨシ など探して、
池や沼の周りをゆっくり歩いて見てみませんか?
水田周辺での採集は、できるだけ農家の方に一声かけましょう。
農家の人にとってこれらの植物は雑草なので、だいたいはすんなり採集できると思います。
そして、
水田の中には入らない(手を伸ばして採取できるものだけにする)。
あぜ道を壊さない。
など、マナーとして守りたいですね。
池や沼、川などで採集するときは、
自然の生態系をこわすほどたくさん取らない。
日本での数が少なくなっている絶滅危惧種などの植物は取らない。どうしてもほしい物は種の採集に留める。
など、自然保護に注意が必要だと思います。
又、植物を採集する時は、土ごと採集し、ビニール袋などに入れて持ち運ぶと良いですよ。
住宅街から少し入っただけの場所でも、たくさん採れたりします。
![]()
「こんなに採れたよ、野外採集!」のページで、最近の私の収穫物を公開中です!
ぜひご覧くださいね♪
最後になりますが、実は一番大切なこと・・・
必ず採取するのは地元地域ににたくさん生えているような普通種を採取しましょう。
メダカなどの水生動物にもいえることですが、その地域ごとに残されていた野生種との交配で遺伝子が混ざってしまうのです。
園芸店で購入した野生種との交配で遺伝子が混ざる可能性もあるので、ビオトープ内のタネや地下茎などが庭の外に逃げ出さないような注意も必要です。
水鉢ビオトープに使われることの多い絶滅危惧種の動植物
・アサザ
・サンショウモ
・デンジソウ(ウォータークローバー)
・ホソバヘラオモダカ
・コウホネ
・ヒメコウホネ
・ガガブタ
・オオアカウキクサ
・イチョウウキゴケ
・タヌキモ
・メダカ(クロメダカ)
・モノアラガイ
・ホトケドジョウ
水辺植物の種類
水辺植物は湿地や池沼、川などの岸、または水中や水面で生育する植物の総称です。
種類によって大まかに分けられています。
知っておいた方が植物を扱うのに良いと思われるので、ちょこっと載せておきますね。
湿性植物
湿地植物とも言われます。湿地や水辺などの水気の多いところを好みます。
この植物は絶えず水の中に浸っている必要がなく、土中に水分が多くあればよいです。
カキツバタ、ハナショウブ、サギソウ など
抽水植物(ちゅうすいしょくぶつ)

水底に根を下ろし、水上、又は水中に葉を持ちます。中間的な浮き葉を持つものもあります。
株元まで水につけます。
クワイ、オモダカ(写真)、ガマ、ヨシ、コウホネ など
浮葉植物

根は水底にあり、水面に葉を浮かべるタイプ。
葉がしっかり浮く深さで育てます。
スイレン、アサザ、ヒシ、ウォーターポピー(写真) など。
沈水植物
完全に水中で生育します。
花茎を伸ばして水上で花を咲かせますが、水中で開花するものもあり。
カナダモ、セキショウモ、タヌキモ、ミズオオバコ など。
浮遊植物

水底に根を下ろさず、水面や水中を漂って生育します。
水に浮かべて育てます。
サンショウモ、ホテイアオイ、アオウキクサ など。
水草を育てるにはこのような生活型のほかに
水の濁り、深さ、水温、水の流れ、底の土の養分、植物の大きさ
など考慮するといいですね。
水辺植物と水面の高さとの関係

上、左から 浮遊植物(アオウキクサなど)、浮遊植物(ホテイアオイ)、
沈水植物(セキショウモ)、沈水植物(タヌキモなど)、
浮葉植物(スイレンなど)、浮葉植物(立ち葉性ハスなど)、
抽水植物(オモダカ)、湿地性植物(ミズカンナ)
●水鉢ビオトープの・水生植物と水辺の生き物
水生植物・水辺の生き物ってどこで買えばいいの?と思っている方はこちら




